HOMEDATA『雪の味』書簡にみる俳人地方別一覧≫周防他

       

 
水野万空: ?-? 江戸中期-後期の俳人 <みずの ばんくう>
 諱は貞胤。通称源六。水野家は藩主小笠原氏が播州明石藩から小倉に入封後に召し抱えられた家柄。明和元年(1764)~安永3年(1774)までの十年間、京都留守居役として京の小倉屋敷に居住した。万空は漢籍に通じ、また俳諧をよくし、風流を楽しみ夢想庵と号した。

藁井文暁: 1735-1816 <わらい ぶんぎょう>
 享保(きょうほう)20年生まれ。肥後(熊本県)八代の真宗仏光寺派正教寺の住職。蝶夢らと親交があった。松尾芭蕉の直弟子に仮託した偽書『芭蕉翁反古文(ほごぶみ)』(『花屋日記』)を著した。文化13年3月3日死去。82歳。俗姓は藁井(わらい)。法名は法侶(ほうりょ)。別号に紫海、渡白人、乞隠など。